Lunaプロジェクト
当ページはBetta cf. patoti "Luna"の保全を目的としたLunaプロジェクトの特設ページとなります。
飼育繁殖の方法から系統維持のためのIDの管理までその手法を解説致します。

■飼育と繁殖について
ここでは本個体群の飼育および繁殖についてご説明致します。(当方繁殖経験アリ)
水質についてはそこまでうるさくなく、飼育ならばpH 5.0-7.0/GH 0-80ppm/ KH 0-50ppm程度の清浄な水であれば問題なく飼育が可能です。
扱いについても通常のユニマクラータグループと同様で問題なく、むしろこの仲間としては強健な部類になります。
繁殖についてはpH 6.0、GH 0 ppm、KH 30ppmの環境において産卵および吐き出しを確認しています。
その際はLサイズ水槽(底面積40×25センチ)で繁殖をしていますが、野生下でのテリトリーの大きさなどから60規格程度の水槽を用いるのが安全でしょう。
野生下での生息地の水質データは下記になります。
pH 5.0/GH 0/KH 0/NO2 0/NO3 0
また、気性が非常に荒く、採集後に拠点へ移送するまでの間にも非常に激しく争いボロボロになる個体が多数発生するほどでしたので、混泳には細心の注意を払う必要があります。
現状当方では60センチ規格水槽で問題なくペアの混泳ができています。
■系統管理の方法 IDについて
系統管理のため販売したMサイズ、Lサイズの個体全てに下記のルールのもとIDを付与しています。
オスのID(オスのNo.1) 001000
メスのID(メスのNo.1) 000001
前半の3桁がオスのIDに使用する部分、後半の3桁がメスのIDに使用する部分になります。
この例の雌雄から得られたF1には001001という系統IDを与えることとします。
このIDは"個体"ではなく"同一の遺伝情報を持った集団"に与えるものですので、F1以降はアウトラインとの交雑を行わない限りは全て同一のIDとなります。
詳しくは下記のイラストをご参照ください。

Sサイズについては販売時の雌雄判別が不可能なため、その個体が繁殖に参加して稚魚が得られた時点でIDを付与致します。
その後の流れはLサイズ、Mサイズの場合と同様です。

また、移動や譲渡の履歴を確認しやすくするためブリーダー各人にIDを付与しております。
当方からWCを直接ご購入頂いた方にはA-01 、B-01といった形でIDを付与しております。
A-01のブリーダーから購入もしくは譲渡された個体で本計画に新規参加される方のIDはA-02となります。
このようにIDを付与、当方で管理することで近交を避け、可能な限り長く繁殖維持ができる体制を作っていきます。
■系統管理の方法 IDの付与および個体の譲渡について
個体の譲渡及び頒布について当方で規制等は設けませんが、譲渡先購入先の方が当計画に参加を希望する場合はお二方より当方へご連絡を頂きますようお願い致します。
確認後、譲渡先の方にブリーダーID及び系統IDの入ったカードを発行、送付させて頂きます。
繁殖につきましても吐き出しが行われた時点で下記事項を当方へご連絡ください。
・繁殖に使用した両親の系統ID
・吐き出し日
・世代(F-)
ご連絡を頂きました後にこちらでその世代の系統IDが入ったカードを作成して送付させて頂きます。
また、F3以降でアウトラインとの交雑の必要制を感じられた場合は当方へご相談ください。
別系統を維持されているブリーダー様のご紹介またはお取引の仲介をさせて頂きます。(手数料等は頂きませんのでお気軽にご利用ください。)
■注意事項
・生体の譲渡や頒布はご自由に行っていただいて構いませんが、IDの記載された証書については販売や譲渡、複製をしないようお願い致します。
これらの行為が確認された時点で当該IDは削除、本計画への一切の参加をお断り致します。
・他種や近縁種(とくにB.patoti)とは絶対に混ざらないよう管理の徹底をお願い致します。
・本計画へ途中参加される場合は譲渡する方される方、双方から当方へご一報をお願い致します。
また、当計画参加ブリーダー様以外からの譲渡についてはトレーサビリティの観点から当計画へのご参加はお断り致します。